とっとりで暮らす

東京から鳥取へ。佐治町という小さな町に引っ越した人のブログです。

全国どぶろく研究大会が予想以上に凄かった

新温泉町
足湯でCATVのロケ

佐治町では昨年にどぶろく特区を取得し、商品化に向けて開発を進めています。
そして昨日、兵庫県の新温泉町で開催された「第10回全国どぶろく大会in北近畿」に行って来ました。

 

新温泉町は鳥取県の岩美町のお隣、鳥取市街でしたら約1時間ほどで行ける山あいの温泉地。春休みということもあり、大学生も多く、賑わっていました。


足湯の場所について気が付きました。いおうだ...!
アレルギー持ちで、硫黄系の温泉は医者から止められているので、残念ながら温泉は断念。

町を散策していると、とびだしぼうやを発見。

とびだしぼうやの元祖、とび太くんかと思っていましたが。違いました。

とびだしぼうや
顔の系統はとび太くん
消火栓ボーイ
 
象和マホービン
マホービソ

時間になったので会場へ移動。
会場の名前は「夢ホール」。
馬鹿にしているわけではないけれど、田舎の人は「夢」が好き過ぎないかと思う節がある。

どぶろく研究大会看板


驚いたことに、全国から400名近い人が集まっていて、県知事や議員まで来られていました。
失礼ながら、ローカルフェスかと思っていましたが、これは町をあげての一大イベントなのだとここで気が付くのです。

基調講演は酒文化研究所の山田聡昭氏。

途中から、クラフトビールやワイナリーの話になって、どぶろくはどこへ行ったのかと思いましたが、単に、酒の話として聞いているととても興味深い面白いお話でした。
 
締めの、「ニュータウンから子供たちが都会へ流出して帰ってこないのを防ぐためには、地元で稼げる仕事を作ればよい。どぶろく製造にはそんな可能性がある。」的なまとめかたには、正直、苦笑いでしたが。ニュータウンでどぶろく。なんでニュータウン。
 

 

開会
 

終了後、少し時間を空けて試飲・交流会へ。
井づつやという、江戸時代から続くここらで一番の旅館。町の力の入れようが凄い。

 

会場に入ってみると、ここはオールスター大感謝祭かと。
講演会で質疑応答が少なかったのも納得しました。
"飲めば分かる、飲まねば分からん。早くの飲ませろ。"ということなのかもしれません。


 
どぶろく
テーブルが汚いのはご愛嬌
どぶろく上代
鳥取の伯耆町の「上代」どぶろくの可能性を感じた
どぶろくNASSO
ヨーグルトみたいな後味NASSO


これほどの種類のどぶろくを飲み比べられる機会なんて滅多にありませんし、 自分たちの中でのどぶろくの可能性が拡げられ、来年も楽しみでモチベーションがあがる一日でした。
 
淡麗系のどぶろくが好きなのかと自分では思っていましたが、飲み比べてみると濃芳醇系でコクがあるけれど、吟醸酒の様に爽やかさがあるものが美味しく感じたのは意外でした。飲めば分かる、飲まねば分かりません。
 
また新温泉町に来てみたいな(温泉は入れないけれど)。と思わせた今大会は、大成功だったのではないでしょうか。全国どぶろく研究大会おすすめです。
運転をしてくれた横山さんお疲れさまでした。ありがとうございました。