とっとりで暮らす

東京から鳥取へ。佐治町という小さな町に引っ越した人のブログです。

寺フェス'15を振り返る

 


山形県朝日町の若宮寺で開催された" 寺フェス15 "に出演をして来ました。
鳥取からは、鳥取-羽田まで飛行機で約1時間半、東京-山形を新幹線で約3時間という道のり。
東京で一度、実家へ帰省をして、前日に山形にインをしました。

 

実家に居る時よりも、山形に着いて山々を見た時に「帰って来たなぁ〜」と思えた不思議。
朝日町は山形駅から車で約40分。電車も通っておらず、山形駅からの直通バスは一日に一本の町です。


前日入りをして、地元の有志の方々と設営をお手伝い。
テントの組み立てやら、会議机運びやら、いつも町のイベント養ったスキルが役立つ。

主宰ののぼりんは「友達が少なくて〜」なんて笑っていましたが、有志であれだけの人が動く事は立派なものだと思います。
スタッフの方々が、どうやればベストな方法かを考えながら連携を取って動いている姿は、とても清々しいものがありました。

 
サーティーンは夏が良く合う

今回は300人を超える、過去最高の来場者数だったそう。文字通り老若男女が集い、お寺がみんなの憩いの場となっていました。
トップバッターのサーティーンの演奏に、手拍子をしてリズムを取っている親子を見て、「これが寺フェスだけぇ!」と少しうるっと来てしまった。音楽が日常に溶け込んだ瞬間。

カラオケJOYサウンドで歌える、ウサヒの歌を披露
イケてたチームQurage
初めての短パン演奏
 
個人的には久しぶりの演奏。この寺フェスまでに、新しい曲も、新しい音源も作って行くぞ。という意気込みがあったけれど、それは達成出来ずでした。
田舎で暮らして、静かな環境に居れば、たくさん曲が出来るだろう。なんて安直な考え方をしていました。
 
けれども、実際に暮らして見ると、 生活の中で自分達でやらないと行けない事がたくさんあって(もちろん悪い意味ではないです)。外界からのストレスが無くなって、日常でのモヤモヤ感が無くなったから、何も言葉が出て来なくなってしまったことも事実。
 
外界からの何かに影響をされるのではなくて、自分の内面から引っ張りだして、人の優しさや汚さを歌えるようになれれば。と思えたのでした。
タテさんの歌を聴いていたらそんなことを考えてしまい、ぐぐぐとこみ上げて来てしまった。こっ恥ずかしくて直接は言えなかったけれど。 

本当に出演をさせて貰う事が出来て良かった。皆さまありがとうございました!