とっとりで暮らす

東京から鳥取へ。佐治町という小さな町に引っ越した人のブログです。

松崎という町で感じたこと

 
先日、四月に湯梨浜町の松崎に東京から引っ越してきた、中森夫妻に会いに行きました。

ちょっとした打ち合わせも兼ねて。
前回お会いしたのは、引っ越してきたばかりのうちでバーベキューをした時でした。

 

 

中森さんとは僕らが初めて鳥取に行ったときに泊まった、ゲストハウスの"たみ"で知り合い、その後、東京の高円寺でばったり再会し、今ではお互いに鳥取県民という流れ。

インフォショップ「汽水空港」と、自宅の小屋の建設に励む、モリ君にも会いに行く。
通り過ぎるおばあちゃん達が、毎日どれだけ進んだのかを楽しみにしている。
近所の若い人が、赤ちゃんをあやしながら散歩に出てくる。それを楽しみにしている人がいる。

松崎の町の人たちと話していて感じたことは、もともと温泉街で商人の町でもあるからか、知らない人に対しても自然と接してくれる。
けれども、「どっから来た?」「移住してきたのか?」なんて言葉を掛けられるのは、ここに”たみ”が出来て、自然と人が集まって、それが町の日常になっているのかもしれません。

ひとりひとりの生活や、行動の積み重ねが、その町に馴染んでいって。その人たちが引き寄せる人たちが、その町の魅力にさらに引き出してくれる。気が付かせてくれる。
そうやって繰り返して、繰り返して、続いていけば良い。

実際に暮らし始めて、”地域活性化”とか、”継続可能な町おこし”とかの類の言葉には違和感を覚えます。
そんなことを、軽々しく口にするような人にはなりたくない。

 

モリ君の言うとおり、松崎はペンギン村になっていく予感がします。