とっとりで暮らす

東京から鳥取へ。佐治町という小さな町に引っ越した人のブログです。

ばたばたとしておる

 9月に入って( もう10月だけど)、娘は保育園へ通い始めて、妻は働き始めた。ばたばたな毎日。僕の協力隊の任期が来年の半ばで終了して「農業収入+何かの仕事」になるので、今から妻が働けることになって、すこしほっとしている。

保育園に入れただけでもありがたくて、日本一人口の少ない鳥取県でさえ待機児童の問題はある。

 

妻の仕事は土日、祝日も関係のない仕事なので、休みが取れない日は僕が子守りをする。まだ畑に連れていくことが厳しいので、何をして遊ぼうかいろいろ考える。

「どうしても二人が見れない時は子守りをしてあげるからね。」と言ってくださる近所の方も居てくれて。なかなか気軽にお願いすることは出来ないけれど、両親も親戚も近くに住んでいないこの地で、そんなことを言ってくださる方が居てくれるだけでも、僕らのとっては大きな支えになる。

好きでこの地に住んで、子どもを作っているわけだから何も文句は言えないけれど、地方に移住をするとそんな問題も出てくる事も事実。

 

 

畑のアスパラは収穫を打ち切り、光合成をした養分が根っこへ貯蔵させる時期。綺麗に地上部が枯れる日を待っている。

標高400m程の場所にある畑で、昼夜の気温差が大きいからそろそろ枯れ始めるかなと思っていたけれど、未だに青々として頑張っている。

アスパラが枯れたら、刈り取って焼却処分をして、マルチシートを剥がして、株元をバーナーで焼いて、畝の上に堆肥を撒いてあげて。通路の草を刈って、出来れば耕うんして、畝を形成し直して。といった作業が残っている。

夏からの疲労で少しバテている事も実感していて、やる気の起きない日ももちろんあったり。そうは言っても、冬になって雪が積もったら出来なくなってしまう。今のうちに落ち葉や籾殻を集めて堆肥を作っておかないといけない。なかなか時間が取れずに焦っていたりもする。

 

 

そして今はどぶろくの販売に向けてラストスパート。

清酒用麹を作って試作をしてみたところ、今まで一番良いのではないかというものが出来た。いよいよ11月に発売が迫ったどぶろく「どんでん返し」。

設備上の問題で製造量は少ないけれど、一からきちんと商品となったものを世に出していける段階まで来た事が嬉しい。デザイナーから届いた仮の販促チラシなんかを見ると、ぐっと気持ちが引き締まる。CDをリリースする時の気持ちに似ている。

 

無理して大きく見せることはせずに、着実に手に取ってくれる人が増えていけば良いなぁと思うのが現場の人間の意見。出したら終わりという事ではなくて、きちんと続けていける事、続いていく事をやりたいし、それをやらないといけないと思う。

 

ちなみに明日10 /14(金)のBSSラジオに出演して、どぶろく「どんでん返し」について竹村さんと阿久津で話します。時間は14:40ごろ。午後はドキドキ!の「食のみやこ鳥取」のコーナーにて。