とっとりで暮らす

東京から鳥取へ。佐治町という小さな町に引っ越した人のブログです。

春に向けて肥料を仕込む

アスパラが枯れるまでの間、春に向けた肥料を仕込む。

アスパラは葉っぱに蓄えた養分が根っこに流転して、自然と葉の色が落ちて枯れてくるのが理想的。2品種育てているうち、ウェルカムは綺麗に枯れ始めているけれど、ゼンユーガリバーは病気で一気に枯れてしまっているものがあり心配。

ちなみにゼンユーガリバーは全部が雄株のはずなのだけれども、所々に雌株も入っているのも心配。


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以前から作ってみたかった籾殻燻炭を仕込む。一回の量は籾殻袋4袋ぶん。綺麗に全てを真っ黒にさせるにはまだまだ技術が必要みたい。ドラム缶を使った燻炭機だったら上手くいくのかなぁ。
売るわけではないし、とりあえずはこれで良しとしよう。燻炭は時間が無いと作れないので、合間合間の時間を縫って作っていく。あと2回くらい出来れば良い。
 

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廃菌床と油かすと籾殻を混ぜて積み、シートを掛けておいた堆肥が良い感じに発酵をしていた。中からはカブトムシの幼虫がわんさか出てくる。こういうことは生き物が教えてくれるような気がする。少量なのでニンニクと玉ねぎに使おう。

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今年はコンパネで堆肥枠を作ってみた。1800×900のものを縦は半分に、横はそのまま使用して、四隅に杭を打って錆びないネジで固定した。一応防水加工がされているものを使用したけれど、雪で埋まってしまうこの場所でどれくらい保つかなぁ。
集めてきた落ち葉に、牛糞やらなんやらの発酵資材を挟んで積んで、ある程度溜まったら雨が降るのを待ってシートを掛ける。

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こちらでは籾殻堆肥を作る。籾殻に籾殻燻炭や牛糞堆肥、有機液肥を希釈したもの、廃菌床堆肥等を混ぜて、水分量を調整してシートを掛けておく。うまくいけば分解されづらい籾殻 (そのまま土の中にいれると3年位は掛かるという)を早く分解させる事が出来る。春にアスパラに撒きたい。
 
なるべく自分で作れるものは自分で作っていかないと、この規模での農業( 26a )なんて成り立たない気がする。半農で考えているけれど、ある程度はここで稼がないと。
 
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玉ねぎの定植も完了。今年は山の圃場に植えてみた。今年は玉ねぎの苗が不作だと聞き、早めに動いた。特に赤玉は毎年は早くに売り切れてしまう。
ここの圃場は黒ボク土なので、効きづらいリン酸を上手く効かすことがポイントになる。リン酸を効かせる事が出来ないと玉ねぎが大きくならない。
元肥にリン、カリの肥料分が大きい鶏糞焼却灰を多めに入れておいた。根が活着したら、有機液肥、廃菌床堆肥、籾殻燻炭などを撒こうと思う。
今年は晩生のもみじ、赤玉、自家用にケル玉というものを計700本植えた。じゃがいもも玉ねぎも色々と育ててみたけれど、ほとんどを晩生の品種にした。その方が芽が出づらく長期保存が出来るし、出荷をするにしても無い時期に出す事が出来るのではという考え。
 
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自家用の砂村合柄一本太ねぎ。昨年の冬はねぎがあって本当に助かったのを思い出す。雪が降る前に掘って、自宅前の庭に移植してあげたい。ねぎと大根と白菜の白い野菜生活が始まる。ねぎあげるキャンペーンからもう1年も経つのか、

気が付けば11月もあっという間で今年が終わってしまう。

今週末はどぶろく「どんでん返し」の発売。毎日毎日やる事はたくさんある。