とっとりで暮らす

東京から鳥取へ。佐治町という小さな町に引っ越した人のブログです。

雪解けはもう少し先


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雨が降り、気温が上がり、風が吹くと雪解けが進む。

自分の借りている田畑はどんなもんだろうかと足を運んでみた。

 

今年からお借りして始める、自分が住む集落にある田んぼ。奥にある小屋も機械も使って良いとのことなので、初めて中を覗いてみた。

元大工さんが建てた小屋で、造りはしっかりとしていて、屋根のトタンが少し剥がれているくらいだった。中には小型田植機、バインダー、( たぶん )ハーベスタが保管されていた。 

 

今回、米の苗は農協に注文をした。収穫が遅く、アスパラの作業が被らない日本晴を作ってみる。鳥取の米はコシヒカリ系( コシヒカリ、ひとめぼれ、きぬむすめ )ばかりなので、さっぱりした米が食べたくなる。コシヒカリ系は食べたくなったら、近所の人から売ってもらおう。

稲が倒れにくく、病気にも強い日本晴。最近は飼料米として作られることがほとんどで、なんだかもったいない気もする。コシヒカリが出てくるまでは、日本の基準米だったお米。

ちなみに僕らが醸造している、どぶろくどんでん返しの赤ラベルに使用している米は、この日本晴。モチモチ感のない高アミロース米で、くせのないさっぱり感を出す為に採用した。

 
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山の圃場に植えてある、玉ねぎとジャンボニンニクに追肥をしようと肥料を持って上がったが雪解けはまだみたいだった。玉ねぎ周辺を掘ってみるとまだ20cm位積もっていた。これでは上から肥料を掛けてもあまり意味が無いな。と諦めた。
通常、ここら辺の平地では玉ねぎの追肥は4月以降は駄目だと言われる。暖かくなってから追肥をしてしまうと、玉が腐り易くなってしまうから。
 
このペースだと追肥のタイミングが難しい。やはりここに植えたのは失敗だったかなぁ。。上手くいけば周りとは遅い時期に新玉ねぎを出すことが出来るけれど。何でもやってみないとわからない。

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圃場の隅にはたらの木がたくさん生えていて、少しだけ芽吹き出していた。春にたらの芽を食するのを楽しみにしている。
山菜の時期になると、この山には県外ナンバーの乗用車がたくさん走っていて、山菜を探している。道端のものなら良いけれど、人の畑に生えているものを持って行ってしまう人もいる。株ごと堀り起こしていく人もいるとか。一言声を掛けてくれれば、快く分けるのに、こそこそとしているもんだから、なんだかなぁと思ってしまう。