鳥取の佐治町に引っ越して丁度、3年が経つ日。
写真は引っ越した日に、この地に僕らを呼んだ、そして今は共にどぶろくを作っている竹村さんが撮ってくれた写真。
この頃よりも、5割増しで顔が焼けていて、肩幅は3割増になった。洒落た靴も履いていたけれど、最近はもっぱらワークマン系の足袋靴。おすすめは「親方寅さん」の淡路島の玉ねぎ農家と共同開発をしたというハイカットのやつ。
今思えば、何もわからない状態で東京から「農業をしたい!」と来たことは無茶苦茶だったかもしれないけれど、協力してくれて手を差し伸べてくれた集落の人たちや、町の人たちのお陰もあり何とかやっていけそう。というかやるしかない!
農業をすると言っても、アスパラを栽培することなんか考えてもいなかったし、農業界の厳しい現実も知る由もなかった。どぶろくを作っていくことも、この頃は想像出来なかったけれども、決まりきったことよりも偶然に偶然が重なっていくほうが面白いなと思えたこの3年間。
佐治町は人口が2000人を切ったけれども、それでも町は周っている。
もうすぐ30歳になる。
こんなことになっているとは、自分でも想像をしていなかったけれども、ここに来て良かったと思うことは確かで、見たことの無いもの、経験をしたことの無いことを求めて動いていくというのは悪いことなんかではない。