とっとりで暮らす

東京から鳥取へ。佐治町という小さな町に引っ越した人のブログです。

どぶろくバー

1/26。寒波が押し寄せ、鳥取は雪がよく降り、汽車の遅延も出るほどだった。鳥取駅前の通称「チョコビル」にて、どぶろくどんでん返しのイベント、「新春どぶろくバー」を開催した。

発売から2年目になったどんでん返しを、より多くの人に知ってもらうため、飲んでもらう機会を作るためのイベント。ビルオーナーさんのご好意で開催をさせてもらえることになった。

バーと銘打って、少ない人数ながらもダラダラと話でも出来れば良いなぁと考えていたイベントだったけれど、結果、バーならぬ大衆居酒屋と化した。すし詰状態の立ち飲み屋を、鳥取に来て僕は初めて見た。

 

自分たちが作ったものが、誰かの思い出や楽しみのひとつになれること。それは本当に嬉しいことなのだと。それを目の前で実感を出来る、大切な一日となった。

当日はてっぺん過ぎまでお客さんが途切れることがなかった。


その日の佐治は70cm位の積雪だと聞いた。道路も凍結しており、体力的にも限界だったので、初めてYに宿泊をした。自宅の寒さに慣れていたから、室内の暖かさに驚いた。いつまでも寝ていられたけれど、8時半には帰路に着いた。


この冬はこのどぶろくと、除雪車の運転で稼ぎを得ている。酒造りと除雪。農家の冬の稼ぎ方のスタンダートかもしれない。
どぶろくに関しては、現状では多くの利益が出ているわけではない。
もちろん少しずつではあるけれど、良い方向に向かっていけるように動いている。


ある意味、僕らは投資をしてもらっている状態であることを重々心得ておかないと行けない。だからこそ、これから先も続けていけるように、常に考えて動き続けて、稼ぎを生んでいかないと行けない。

 

“ 稼ぐ “ ということが、嫉妬を生んだり、あまり良く思われないケースが多々ある。けれども ” 稼ぐ ” ことをしていかなければ、物事は続かない。” 稼ぐこと ” は大切なことだ。それがあってこそ、ひとつの「仕事」となっていくのだから。