とっとりで暮らす

東京から鳥取へ。佐治町という小さな町に引っ越した人のブログです。

春がきた

この冬は雪が少なく昨年よりも早い春が来た。

早く畑に入れるのは嬉しいけれど、除雪の仕事は少なかった。自然相手の仕事はなかなか安定はしないから、稼げるときに稼ぎを作っておかないといけないな。

 

最近の主な仕事は、どぶろく どんでん返しの製造販売をさせてもらっている。竹村さんも僕も動けるこの時期に、色々なことを詰めておく。今シーズンの販売は5月までの予定だけれども、来シーズンの10月頃からのことも決めておき、良いスタートを切る事が出来れば良い。昨日のかわはら道の駅での販売会も好評で、予想が出来なかったぶん、何だかほっとした。

徐々にではあるけれど認知度や売り上げも伸びて来ている。新製品のクラシックラベルも好評。自分たちの信念 ( 堅苦しくいうとそんなもの ) を持ちながら、お客さんの好みやニーズに合わせたものを作ることも大事だと実感した。ものを売ることは難しいことでもあるけれど、それだけの喜びもある。

 

この時期は書類の作成と提出のラッシュ。

 

協力隊で市から頂いた「起業支援助成金」の実績報告。この助成金がなかったら、昨年はかなり厳しかったかもしれない。耕運機や防草シート、次年分の肥料や農薬、パソコンなどの事務機器を購入させて頂いた。

農業は初年度はマイナス決算が普通らしいが、改めて数字を出してみると「えっ!私の年収低すぎ!」と驚く。「アスパラは3年目から」と言われるように、予想以上に収穫量が伸びなかったのが原因でもある。今年はちゃんと出て来てくれるかな。でない困る。これらの「装備」が加わったことで、作業効率を上げて、稼ぎを増やしていかないと。

 

本日、確定申告と事業収支の申告が終わった。

県の農業普及員さんに教えてもらいながら、農業簿記の専用ソフトを使ったので、そこまで難しい作業ではなかった。控除や経費の課目など、知らないと損をする仕組みがたくさんある事がわかった。儲けてないけど儲けていることになり、おかげさまで痛い追徴課税をくらった。

来年からは65万年控除が付く青色申告!という事で税務署に開業届けを提出する。

 

確定申告は国税庁のサイトで、開業届はfreeeの無料で使える「開業freee」を使ったら、入力をするだけで簡単に作成が出来た。便利なものがあるもんだ。

 

 

今年から我が家で「簡易宿泊」の許可を取得して、農家民泊を始める。

子供が生まれてから、まともな大掃除が出来ていなかったので、ものが増えたこの家を綺麗にする良い機会でもあった。

そのための書類の提出や検査への立会い。いまのうちに出来ることをひとつひとつ。

 

諸々が終わったので、そろそろ今年の農作業を開始!冬の間に考えていたことをうまく実行出来れば良いなぁ。