とっとりで暮らす

東京から鳥取へ。佐治町という小さな町に引っ越した人のブログです。

どぶ製品化へのおもい

http://saji-21.wix.com/doburoku

先週まではどぶろくのこと一色で駆け抜けてきました。
これまでに自らで勉強をして、研修を受けさせてもらって、試験製造も行い、商品のイメージや、販売に向けてのイメージを考えて進めています。ラベルデザインをお願いしている方からの宿題に脳みそを回転させています。

 

協力隊としてこの町に来て、特産品開発という名目のもとに、自らの考えを形にして世に出して行けると考えていました。
しかし実際はそんなことも出来ず、どこかの団体の手伝いでしか動くことが出来なかったのが本当のところ。もともとあった団体に、ポッと出の他所から来た若いもんが、意見など言えるはずも無いのです。

けれども、このどぶろく製品化に関しては、一から関わることが出来て、さじ弐拾壱という会社の理解、なによりも共に進めている竹村さんがいるからこそ、こんな風に進めることが出来ているということをひしひしと実感しています。

細々とですが、そうやって進めていたことでもあり、現場で動いている自分たちの思いや考えが示せるものであるからこそ、先日行われたネーミング選考会では自身の意見を述べることが出来たのだと思いました。
自信が無かったり、思いが薄かったり、少しでも後ろめたいことがあったのならば、そうはならなかったでしょう。白熱した選考の末に決まった名前は、今月の下旬頃に発表予定です。

酒作りは面白い。見えない菌たちを想像して、どうやったら思う方向(味)に向かわせることを出来るかを考える。大切なのは科学的な管理と愛情なのかもしれません。それは畑だって何だって、何かを作る時には大切にしていることで。自分のやりたいことに合致しているような気がします。

プロの酒造会社の様な味は求めずに、ここで作る意義を感じることが出来るものを作りたい。作るからにはちゃんとしたものを出したいですし、今後の自分の仕事のひとつとして、続いて行くものを作らないとなぁと思います。
近々、販売に向けた動きを情報発信出来る様な媒体も作りますので、少し気に掛けてもらえると嬉しいです。

4/16(土)にたんぽり荘で開催される春祭りにて、試作品のどぶろくを振る舞いますのでぜひ飲みに来てください。 友人のミュージシャンも歌を唄いに来てくれます。お持ち帰りの方には販売もする予定です。

今週、来週と町のお母さん達のもとで、和気藹々と麹づくりに励みます!