とっとりで暮らす

東京から鳥取へ。佐治町という小さな町に引っ越した人のブログです。

2015春じゃがいも植える

先週から雨が続き、今週の水曜の時点での天気予報はこんな感じ。
畑に出れず、フラストレーションが溜まる日々でした。
ちなみに智頭町の天気を見るのは、鳥取市の天気よりもより近いからです。市街地の天気予報では当てになりません。
 
天気
 
決戦は木曜日。ということでじゃがいもを植える日を定めて準備に取り掛かりました。
 

足跡



畑にいってみると何かの足跡が。道路に面していて、民家の目の前で獣が来づらいと聞いていたから、少し不安に。何かしら対策はしておかないとな。

 
 
畝立て


今回植えるじゃがいもは2種類で、計8kg。ここではメークインとキタアカリを植えます。もう一つの山の上のほ場では、シンシアと十勝こがねという品種を植えてみます。
ここでは植え方を何種類か試してみることに。

畝立て機能が付いている管理機を譲って頂いたのですが、調子がよろしくないので、直しているよりも手でやった方が早いと思い畝立て。南北畝10mを4本。

 
米ぬか乳酸菌肥料 白カビ
 
作っておいた米ぬか+油かす+籾がら+乳酸菌の肥料を拡げて、固まりを崩して乾燥させておきます。白カビが生えているのは良い証拠。何かの香りに似ていると思ったら、麹の香りでした。なんとなく良く効きそうな香りです。
 
米ぬか乳酸菌肥料 青カビ


青いカビが生えてしまったところは取り除きます。強風で漬物樽の蓋が飛んでしまったからかなぁ。でも、取ってしまえば大丈夫。手作り味噌と一緒ですね。

 
芋を植える
 
翌日は快晴。畝に30cm幅で溝を作り、種芋を置いていきます。株間は30cmくらい。
間には、先ほどの米ぬか肥料と完熟牛糞をバッと。
大きな種芋は3日ほど切り口を乾燥させました。(ひとつ30g程度、小さいのはそのまま)雨続きで植え付けが遅れたのはそんな理由です。切り口に石灰や灰は付けません。
 
土の酸度矯正をする石灰も基本撒きません。が、一畝だけ撒いたところにも少し植えてみます。どうなるのかを試してみないとわからないですから。(隣の畑のおばあちゃんは”絶対に駄目だけぇ”と言っていましたが、試しにね。)
 
 
芋を植える2


一般的には切り口を下にして植えると言われるのですが、全部をそうやってしまっては、本当にそれが良いのかわかりません。なので4本の畝を植え方を変えてみました。

メークイン
畝幅90cm2条植え 切り口が下 へそ切らず 石灰無し
畝幅70cm2条超浅植え 切り口が上 黒マルチ栽培 へそを切る 石灰無し
 
キタアカリ
畝幅70cm2条植え 切り口上と下一列ずつ へそを切る 石灰無し
 
両方(少し余った分)
畝幅70cm2条植え 切り口が下 へそ切りはばらばら 石灰有り
 
これで様子を見てみようと思います。肥料は全て同じものを与えています。
春のじゃがいもは一年に一度しか植え付けることが出来ないのですから、畝幅が70cmでも良い結果ならば、省スペース化も出来て、他の作物を植えるスペースが作れるかもしれませんし。

なにかと話題の"超浅植えの黒マルチ栽培"もしてみます。
種芋を植えずに土の上に置き、軽く押しこんで、その上から黒マルチを掛けてしまうという栽培方法です。芽が出て来たらマルチを小さく破り芽を出してやります。その後は、土寄せも不要、収穫も掘らなくてもゴロゴロ。と言われています。

 

草むらが畑に
草むらだった場所が、少しずつ畑になって行きます。

ようやく芋が植えられました。今日からも雨が続くとっとりです。