とっとりで暮らす

東京から鳥取へ。佐治町という小さな町に引っ越した人のブログです。

梅雨の合間の


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アスパラ畑はようやく形になって来た。
こうやって遠くから見ると、なかなか良いもの。軽トラで畑に入れる様に地を固めて通路を作ったら、作業がとても楽になった。
アスパラは植えたら基本10年以上は動かせなくなるので、レイアウトを考えてどんな風に畑をデザインしていくかを考えるのも楽しい。 
 
植えるべき苗はあと3分の1弱。決して間に合ってはいないけれど、確実に昨年よりは順調に来れている。今年は苗の活着率も比べ物にならないくらい良い。
 
最近は朝仕事を始めた。朝5時くらいに出て、7時前に帰って来る。一度職場へ行き、また畑へ。一日一日の小さな目標を立ててこなしていく。
 
作業の仕方も、「今日は苗箱2つと何かひとつ。」という風にしないと、あれもこれもとなってしまい中途半端になってしまう。時間と余力があれば出来る事をやる。
ずっとずっと同じ作業をしているのもしんどいので、この方がモチベーションを保てるなぁと思って来た。
 

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アスパラたちはだいぶモサモサしてきたけど、思ったより背丈が伸びない。
立茎のタイミングが早すぎたのか、肥が足りなかったのか。仕方がなので今年はこれで行こうと思う。
 
梅雨が本格化して来て、アスパラの天敵のジュウシホシクビナガハムシが多く発生して食害も出て来たり、茎枯病もちらほら見えて来た。
午後の晴れ予報を信じて、防除の準備をして畑へ向かった。今日を逃したら来週以降になってしまう。
 
アスパラに付いた水滴を落とし、畝にマイブームの鶏糞焼却灰と、作っておいた籾殻堆肥を畝に撒いた。アスパラと籾殻の絶妙なカラーバランスが、なんだかそれっぽくてかっこいい。
 
見事に予報通り晴れ間が見えて来たので防除。
使用した農薬は、殺菌剤にダコニール1000、殺虫剤にアディオン乳剤、展着剤のアプローチBIも入れた。
薬を混ぜる順番は「展着剤→乳剤→水溶材( フロアブル)」覚え方は「て・に・す」だそう。散布量と希釈倍数は最低限にして、様子を見てみることにした。
 
農薬に関しては賛否両論あるかもしれないけれど、偏った考え方は怖いなと思う。
農薬は高いし、散布するのも大変だし。出来る限り量は減らしていくことを考えて行けば良い。病気になって枯れてしまう方が可哀想だ。

農薬を使うとカエルとか、そこにいる生き物を殺してしまうとか思われがちだけど、農薬ごとの適応害虫があって、効果がある虫は決まっている。もちろんカエルもトカゲも死なない。
 
肥料に関しては、出来る限り有機質の物を使ってみる。
今だけではなくて、これから先に続いて行ける様な畑にしたいと思うし、段々と土が良くなっていくことは嬉しい。オーガニック云々ではなくて、自分が楽しいと思えることを実践して行きたい。