とっとりで暮らす

東京から鳥取へ。佐治町という小さな町に引っ越した人のブログです。

寒波が到来した

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ついに寒波が到来した。朝起きると、庭に降り積もった雪は60cmを越えていた。
例年に比べて12月には全然降らなかったので、不意打ちをくらったかの様な雪だ。
こんな日は早起きをして雪かきをして、早めに家を出ないと行けないのに、暗いし寒いし眠いしで起きられない。朝はバタバタ。
 
春の負担を少しでも減らしたかったので、雪が降り積もる前の金曜日に畑の作業をした。
アスパラの畝の除草作業がほぼ終了したところで、次第に雪がどんどん降って来たので退散。これで春まで入れなくなるなぁ。と確信をさせられる降り方だった。
昨年植えた分の刈り取りは終わったけれど、未だにマルチを剥がせていなくて、それらの作業は春に持ち越しになってしまった。
 
雪が積もって外で動けなくなるのは退屈だけれども、雪が降ることで作物に悪さをする虫や病原菌が死ぬ。( 中には死なないものもあるけれど ) 何だか自然というのは上手く出来ている。
雪の降らない温暖な地域は、一年中農業が出来て良いなぁなんて思うことがあるけれど、それはそれで別の苦労があるのだと思う。

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発注をしていたシルバーのイボ竹が届いた。
本当はスチール製のパイプ支柱で揃えたかったけれど、いままで買っていたものが廃盤になってしまい、特注だと単価がぐんと上がってしまったので予算の関係上諦めた。
スチール支柱は19×1800ものを使用していたけれど、この支柱は20×1800のもの。( イボ支柱に19はないかも ) 本当かどうかは知らないけれど、シルバー色は光を反射して虫を寄せにくくする効果があるらしい。そして緑色よりもカッコイイ。セキスイ製で単価は1本206円。
イボ竹シルバー 口径20mm×長さ180cm 50本
 

 

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冬の間はどぶろくの管理や事務作業をしつつ、購入した参考書で知識を付ける。
どれも面白い内容だが、特に右のアスパラガスの便利作業帳は「最初っから読んでおけばよかったーーーーっ」と思えるくらいの良書なのでアスパラ栽培を考えている人にはおすすめ。
アスパラガスの作業便利帳―株づくりと長期多収のポイント

アスパラガスの作業便利帳―株づくりと長期多収のポイント

 

中でも寒冷地と温暖地の栽培の仕方の違いは非常に参考になった。僕が栽培をしている佐治町の飯盛山は気候的には寒冷地となる。しかし管轄の農協などの栽培マニュアルは、温暖地よりに向けた内容になっていることに気が付いた。ある意味特殊な場所で栽培を行っているわけで、管轄のマニュアルも参考にしつつ毎日観察をして、自分なりの最善の方法を見つけるしかないのではないだろうか。

以前、農協や普及所に相談をしたこともあったがマニュアルに書いてある通りの回答しかなかったので、なんだかなぁと思っていた。
 
つい先日、" 自分が良いと思える方法を続けていけばええ " という近所の農家さんに言われた言葉はとても説得力があってなんだか励まされた。