アスパラの作業に追われて、久々に下の畑に行ってみるとすでに草が大変なことになっていた。じゃがいもの土寄せと合わせて、草が小さいうちに鍬でうっておく。少しずつだけれども美しくなってきた。
人家に挟まれていて車がよく通る道沿いの畑だけど、最近はイノシシの被害が多いらしく、周りの畑は皆ワイヤーメッシュやトタンで囲み始めた。向かいのおばあちゃんもワイヤーメッシュを設置したので、僕もそろそろ付けないといけない。全部で一万円くらいは掛かってしまうから、なかなか痛い出費だけれども。
と、思っていた矢先にジャガイモをやられてしまった、、順調に育っていたのでショック。1/3が掘り起こされていた。やることだらけなのに、さらに宿題が増えてしまうのか。。
※ 後になって、知り合いの方からこれはヌートリアのしわざだと聞かされました。
これからさつまいもの苗を注文して植えようかとも思っていたけれど、現状だと確実にまたやられてしまう。いろいろと装備が揃うまでここの畑は、作付けをせずに草の管理と、土作りをしてみようかと考えた。
色々やりすぎて手が回らないよりも、キッパリと割り切ることも大事ではないだろうか。めげずに、まずは山のアスパラに専念をする。
今年からの田んぼも進めないといけない。今週末に苗が来る様に注文をしていたけれど、準備が間に合っていない状況なので、受け取りを1週間遅らせてもらった。
何年か前に使われなくなった田んぼなので、まずは再生をしないといけない。今年使わなければ、もう使えなくなるかもしれないと聞いた。今年頑張れば、来年はだいぶ楽になるはず。
倉庫も中のある機械も使ってよいとのことだし、集落の人もいろいろと助けてくれる。こんなにも恵まれていることはない。頑張らねば。
田んぼというと、時期になればジャージャーと水路に水が流れて来るというイメージだったけれど、山間地の田んぼは違った。沢を登り水が流れているところを見つけ、水が貯まるように土のうや石でダムを造り、そこにパイプを設置して田んぼまで水が流れる様に高低の調整をしていく。
毎度お世話になっている方に教えてもらい、ようやく仕組みがわかって来た。
山道を分け入って作業をしていると、いままでで最高のサバイブを感じた。
そうやって、山の人たちは自然から恵みを得ているんだなぁと感心した。
今日の作業で水を通すことが出来て一安心。箇所箇所で少しの漏れが気になるから、徐々に直していこう。
雨も降ってきたし、水が溜まってザーザーと流れて来てくれたらすごい嬉しいだろうなぁ。
アスパラは順調に立茎中。ネット張りも一段落。( あと少しだけ足りなかったので、買いに出ないといけないけれど。) 福島農試法で去年までよりも、何倍も綺麗に張ることが出来た。指導でもこの方法を推奨するべきだと思う。
葉っぱが少しずつ開き始めて、日光に当たるとキラキラしてとても綺麗だ。月末頃には夏芽の出荷が始められるだろうか。
ここ最近の急激な暑さで身体のキツさを感じていたので、ひさびさの恵みの雨が嬉しい。
雨が降るまでは作業だ!といった気持ちになってしまうので、上手く自分をコントロールしないと本当に倒れてしまう。いろいろと間にあっておらず焦るけれど、体調管理を第一に。