とっとりで暮らす

東京から鳥取へ。佐治町という小さな町に引っ越した人のブログです。

最近のこと


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夏本番といったところで、直売所にもたくさんの野菜が並んできた。市場の人とも話したところ、最近はアスパラの売れ行きが伸び悩んでいるらしい。実際に僕のアスパラも売れ行きが以前のようではなくなってきた。ボリュームか?値段か?品質か?なんて考えたりもしたけれど、直売所メールの全体の売り上げを見ても確実に落ちて来ている。

色とりどりの夏野菜がたくさん入って安く並んでいる中では、アスパラでなければいけない。といった選択にはなりにくいよなぁ。とも思う。

 

ボリューム陳列をするほどの収穫量もないし、売れ残ってしまうのも心苦しいので、確実な収入源として初めて農協への出荷をしてみた。規定の長さに切って専用の発砲スチロールの箱に濡れタオルを敷いて、保冷剤を入れて、倒れない様にダンボールや新聞紙を詰めて、伝票を添付して出荷をする。

翌日くらいには箱と検査をした伝票が最寄りの農協へ帰ってくる。自分の中では、どうかなぁ、、と思っていたけれど、一番等級が高い秀品が割とあってほっとした。

これでいくらくらいになるかは、振り込まれるまでわからないけれど、毎日毎日の積み重ね。週払いなので収入の面でも助かる。

 

 

収穫量のことや、直売所への出荷に往復で1時間程掛かってしまい、夏場の作業が出来る、貴重な午前中の時間が削られてしまうということもあり ( お昼過ぎは暑すぎて危険なので、、 、) 直売所に出荷をする頻度は減るかもしれないけれど、新鮮なアスパラを食べて欲しいという気持ちは変わらないので、見かけた際にはまたよろしくお願いします。今後も出荷情報はFBページでお知らせします。

 

ネットでの販売を聞かれたりもするけれど、その日にならないとどんなものが採れるかわからないアスパラ。サイズや傷の無いものを揃えることはかなりのプレッシャーにもなるので現状では考えることが出来ない。事前に連絡を頂いて、佐治まで取りに来てもらえれば快く応じさせて頂きます。遊びに来てください。

 

先日、納品に行った際に農家の方に声をかけられた。話には聞いていたアスパラ農家さんの奥さんだった。独特な栽培方法をしているらしく、圃場に連れて行ってもらうことにした。そこで旦那さんを呼んでくれて、「人にはいわれんで」と言いながらもあれやこれやを教えてもらうことが出来た。今までにあったことのないタイプの農家さんで、とても親近感が沸いた。

収穫量が思っていたように伸び悩んでいることを話したら、3年目からはどーんと伸びるからあまり神経質にならんでええよ。とのことだった。僕の畑はほとんどが2年目株なので、今は来年以降の為に頑張ろうと思えた。ほっとした。

 

今年の収入は減るけれども町の人達がアルバイトを紹介してくれたり、妻が頑張ってくれたり、なんやかんやで生活を出来ている。ありがてぇなぁ。