とっとりで暮らす

東京から鳥取へ。佐治町という小さな町に引っ越した人のブログです。

踏ん張りどき

気がつけば8月にブログを書けていなかった。一日一日はあっという間だけれども、振り返れば何だか長くも感じる。朝4時半に起きて、日中は外仕事をして夜は9時に子どもと一緒に寝るという生活をしていると、なかなかパソコンに向かう時間は取れなくなる。

盆過ぎに高熱を出して一度ダウン。ようやく復活してきた感じ。周りでも同じような人が多いのは夏の疲れが出て来たということかな。

 
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もうすぐ2歳になる娘はよく喋るし、よく食べるし、よく歌って踊っている。元気でなにより。この時期はなかなか休みをつくることが難しいけれども、時間を作ってはどこかへ遊びに連れて行ってあげている。

アスパラの防除をした次の日の朝は収穫が無くなるので、そのタイミングで神戸のアンパンマンミュージアムへ行ったり、祭りや砂丘へ連れて行ったりした。

 

アスパラは湿気がすごかったせいもあるのか、病気がかなり広がってしまい苦戦をしている。防除も定期的にしていたけれど、それでも病気を防ぐことが出来なかったのは、色々な原因を考えることが出来るし、ここのアスパラ達には世話が足りていなかったということなのだろう。

 

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収穫量もこれ以上は伸びることはないだろうし、来年の春に出て来てくれるように頑張るしかない。なんとかあと1カ月くらいは保たせてあげたい。収入の面はかなり不安であるのでバイトもする。

やはり実際に栽培や販売をしてこそ、流れが掴めてくるものだと実感をする。現状、アスパラに関しては、もっと作業を省力化をしないと他のことが何も出来なくなってしまい生産性に見合わない。

今から今後のことをいろいろ考えているけれど、果たして出来るかどうか。

農業は良いときは良いし、悪いときは悪い。それによって振り回されてしまう自分のモチベーションはまだまだで。今出来ることを毎日積み上げていくことが大切なのだと、わかってはいるけれどなかなか難しい。


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田んぼの米は順調に育っている。先日の台風でパイプの水取り口が詰まってしまい、直そうにもすごい濁流で沢に入れずに水が止まり再度中干しをしてしまった。なかなか水が溜まらずに不安だったけれど、何とか大丈夫そうだ。

軽くいもち病の発生と、イナゴや穂が出るのを待ってました!とばかりにカメムシの発生が見られたので、病気と虫に効くラブサイドスタークルという薬を撒いた。

それに加え、穂肥として家にあった魚系の有機肥料を散布。魚の臭いというよりも、金魚のエサみたいな臭いがして服が臭くなった。

 

イノシシがうろうろしているから、早く電気柵をはらんといけんぞ!と言われていた。張ろうにも奥手が草と木が生い茂ってしまい、今からでは入れる状態では無くなってしまった。

電気柵は草があたるとアースになってしまい、電気が流れなくなるのでどないしようと考えていたところ。近所の農家さんが「とりあえず竹を刺してヒモを張っておけば、電気柵にびびっているイノシシは鼻にヒモがあたると逃げる。」という情報を教えてくれた。もちろん、やらないよりは何かしらやったほうが良い。設置が出来るところに電気柵のヒモっぽい青いバインダーヒモを張ってみた。見た目はすごくそれっぽい。

 

僕の育てている日本晴という品種の米は、晩生の品種で稲刈りも周囲の田んぼの中では一番遅いであろうから、虫にしても獣にしてもきちんと対策をしておかないと集中砲火を受ける可能性がある。

 

田んぼの周囲の草刈り、休耕田の耕耘もしてほっと一安心。気にかかっていたことを消化すると、気持ちが楽になる。

焦っても仕方のないことだから、ひとつひとつたんたんと進めていかねば。

 

少し涼しくなってきて作業が捗る様になって来た。ここが踏ん張り時。というよりも常に踏ん張っている。