8月の終わり頃。この連日の暑さと、なかなか思うようにいかない畑のことからか、急にやる気が削がれて、心が腐りかけそうになってしまった。思うように身体が動かない。これはマズイなと思いながらも動かない。だいたいこの時期に体調を崩す。
少し涼しくなって、秋の気配なんてものが聞こえて来たら、あれよという具合に回復をして来た。暑さのせいだったのか。
やらねばやられる。
ちょうどその頃から、年明けから続けていた日記が空白になっていた。書き留めないと本当に忘れるもので、365日しかないのに一日一日が薄れていくような気がした。
一週間ごとにやるべきことを手帳に記入することも忘れていて。計画を立てるのは苦手だけれども、それが出来ていた頃は何となく上手く回っていた気がするし、日々の充実感があったように思える。
小さな目標を立てることは、割と性に合っているのかもしれない。
気になっているところから、こつこつと片付けていく。ひとつひとつ進めていく。
大切なところは諦めずにやる。諦めるところは諦める。次の手を考える。
すき間の時間に、最近聞いていなかったCDを引っ張り出して聴いたり、本を読むことにした。短い文章でも、読み切る事が出来ると充実感を感じる。
日常のサイクルが出来てくると、いつの間にか同じものばかりを消費してしまう。
何でも興味のあることに突っ込んでいった、20代の初めの頃のような時間をもう作ることは出来ないけれども、あの頃の経験や貯蓄があるからこそ、この家には面白いものがたくさん眠っていたんだな。
この夏の心残りは、家族の休みと天候がうまく合わずに行けていない海水浴。僕は10年以上振りに水着を買った。ゾゾタウン。娘は「とうちゃん海行こう!かあちゃんはバーベキュー」と何度も言っている。みんなでアンパンマン花火もやらないとな。