(AIRとは”アーティストインレジデンス”の略です。一定期間、その土地にアーティストを滞在させて、作品制作や、公演などを行なわせる事業をそう呼びます。)
佐治-明倫、往復約120km。正直、帰りが遅くなった時は大変でしたが、楽しかったですし、こちらに来て、自分の出来ることを発揮できる場所が出来て良かったな。と思います。
本番前日に明倫に行き、会場となる倉吉淀屋に機材を搬入し、確認作業を行いました。
倉吉淀屋は倉吉の商家建造物の中で、現存する最も最古の建造物だそう。
建築には釘が使われておらず、現在も補修をする際には、その方法が取られているようです。
練習が終わり、その日は旧仲倉医院に泊めて頂きました。
杉玉がミラーボールになればいいのに |
今回は踊りにチェリータイフーンさん、ちんどんにロンさん、三味線に山内有二さんによる舞台で、演目は「御伽草子 灯篭」。鳥取藝住祭2014 明倫AIRのクライマックスでもありました。
その日に初めて知ったのですが、僕の地元にも近い下町亀戸を舞台にした作品で、勝手にシンパシーを感じたりもしました。
ちんどんのロンさんとは今回初めてお会いしたのですが、話していくうちに共通の知り合いがいたり、僕の地元のことも知っていたりと、ここに来てまた不思議な縁を感じずにはいられませんでした。
本番は老若男女、お客さんが集まりの大盛況。久々に感じた、この達成感。
演出まで担当した、チェリーさんの振る舞い、人を動かす力に僕らはたくさん勉強をさせて頂きました。
終演後、足早に撤収作業を行い、僕らは東京へと向かったのでした。
明倫のみなさまありがとうございました。