とっとりで暮らす

東京から鳥取へ。佐治町という小さな町に引っ越した人のブログです。

地域おこし協力隊になった理由

2017.03.23追記

こちらに来た当初はこのような事を考えていました。

ここで暮らし、家族も増え、色々な経験をしていくうちに考え方は変わっていきました。それでも核となる部分はしっかりと持っておき、その時その時によって最善を尽くして行ければ良いと思います。

ここに来て強く感じた事は、偶然が重なっていったほうが面白いよな、ということ。全く考えが変わらないことは、とても恐ろしいことだ。

 

 

6月から佐治町の「地域おこし協力隊」という職務に着任しました。
市町村により様々な雇用形態がありますが、佐治町では役場の嘱託職員という雇用です。

 

地域おこし協力隊(ちいきおこしきょうりょくたい)※ウィキペディアより抜粋


"人口減少やし高齢化等の進行が著しい地方において、地域外の人材を積極的に誘致、その定住・定着を図ることで、上記のような意欲ある都市住民のニーズに応えながら、地域力の維持・強化を図っていくことを目的とする制度である。"
 
"2009年に総務省によって制度化された。
地方自治体が公募を行い、地域おこしや地域などに興味のある都市部の住民を受け入れて地域おこし協力隊員に委嘱する。隊員には地域おこし活動の支援や農林漁業の応援、住民の生活支援など「地域協力活動」に従事してもらい、あわせてその定住・定着を図る。このような活動を通じて地域活性化を目指している。
総務省が隊員1人につき350万円上限に特別交付金を地方自治体に支給している。隊員の期間は1年以上最長3年としているが、3年を超えると特別交付金は受けることが出来ないが活動の継続は可能である。"

元々は鳥取で、音楽が出来るお店をやろうかと考えていました。地方に点々と「場所」がある事の重要性を、自分自身の活動の中で感じていたので、鳥取に作る事が出来れば良いなぁと。もちろん今でも考えていて、佐治みたいな田舎で出来れば本望です。
(例えば、長野県の松本にあるGive me little more.というオルタナティブスペース。slumというバンドをやっている新見君が開いたお店で、外観は前のスナック(?)のまま。お世辞にも綺麗だとは言えないけれど、DIY感と彼の人柄が滲み出たとても良い場所で、彼と話をした時に、地方に場所を作る面白さと、重要性をひしひしと感じました。)


そんなこんなで時期も迫る4月。鳥取の不動産サイトを遊泳している最中、12月にお世話になった竹村氏から、佐治の地域おこし協力隊の募集があることを教えて頂いたのです。今回の募集は、4月募集の定員割れを補う2次募集とのことでした。

地域おこし協力隊は今まで気になっていたけれど、条件やタイミングが合わない事には応募は出来ませんでした。しかし、佐治町の応募は、興味のある農林業分野かつ、鳥取東部、そして何よりも引っ越そうと思っていた6月からの勤務だったのです。
5月の頭に面接を受けに行き、GW明けには結果が来るとの事でした。もし落ちたら、すぐにでも駅前にアパートを借りる準備をしながら、、。眠れぬ夜を過ごしたものです。