とっとりで暮らす

東京から鳥取へ。佐治町という小さな町に引っ越した人のブログです。

結婚式を終えて

 

 

佐治に来て一年が過ぎ、入籍をしてちょうど一年のこの日。
僕たちの結婚式を、暮らしている集落、佐治町の津無(つなし)にある田岡神社にて挙げました。

津無の芸能保存会や、お母さん方の”みのり会”の方々を中心に、実行委員会が結成されて、打ち合わせや会合、準備が幾度となく行われてきました。それは半年にもおよぶもの。

知って欲しいことは、これは「津無の有志の方々によるもの」だということ。
僕が地域おこし協力隊だからとか、町おこしの一貫などでは、決してないということです。
もしかしたら今後、そんな風に取り扱われることがあるかもしれませんが、これを読んで下さっている方には知っておいてもらえれば嬉しいです、

 一年前にはこんなことになるなんて、想像も付きませんでした。
ここにはたくさんのプロフェッショナルがいて、尊敬出来る先輩がたくさんいて、人の力を身に染みるほど感じました。学んでおかないといけないことはたくさんある。

披露宴での楽しそうにしている、皆さんのキラキラとした笑顔が忘れられません。


 
” 謝辞 ”

本日はお忙しい中お集まりいただき、誠にありがとうございます。
このような式を行えたのも、ひとえに皆様のお蔭と心より感謝申し上げます。

本日で入籍をして1年となりました。佐治町に来てからも1年が経ちました。
6畳のアパートに、二人で暮らして居た頃とは生活は大きく変わりました。
僕の肩幅は広くなり、ふとももは太くなり、顔は黒くなりました。
奈穂子は料理が上手くなり、お弁当作りもこなし、家に出るムカデとカマドウマ以外の虫を倒せるようにもなりました。ふたりはたくましくなりました。
この結婚式に向けて、たくさんけんかもしましたが、それほど何でも言い合える仲にもなりました。

佐治町に来ることも、津無で暮らすことになったのも、偶然の重なりですが、私たちはここに来れて本当に良かったと思っています。
家族も親戚も居ないこの場所で、皆様が家族の様に接してくださることが、わたしたちにとって、最大の励みとなっています。
東京で暮らして居た頃には、想像が出来なかったことが、想像でしか出来なかったことが、ここに来て次々に起こります。
間違いなくここは、私たちにとっての、第二の故郷だと言い切ることが出来ます。

実行委員会及び、お手伝いをしてくださったみなさま。
お忙しい中、私たちの為に、何度も打ち合わせを重ね、こんなにも盛大な会を作って頂いたことに、本当に感謝を致します。
今朝、準備をしてくださる皆様の姿を見て、涙が出てしまいました。
都会から来た、見ず知らずの私たちの為に、こんなにもして頂けるのだと。
これからもお世話になりますが、私からも、少しずつ出来ることでお返しをしていきたいと思います。 
職場のみなさま。
いつもありがとうございます。
地域おこし協力隊の名のもとに、地域おこしを出来ているかは分かりませんが、
ひとつひとつのステップを踏んで、これからも頑張っていきたいと思います。
あと2年の任期を切りましたが、今後とも、ご指南宜しくお願い致します。

友人のみなさま。
遠方まで足をお運び頂いで感謝しております。初めて来られた方は驚いたことでしょう。
また、いつでも遊びに来てください。春夏秋冬、見てほしい景色がたくさんあります。

写真、映像を撮ってくださった皆さま
朝早くからありがとうございました。この記録が、私たちの為にも、津無の為にも、そして、今後ここにやってくるかもしれない誰かの為にも、活かされていくことを期待しています。

そして、奈穂子のお中には新しい命が宿っています。
今も、たくさんの人に祝福をされながら、喜んでいることでしょう。

決して暮らしは楽とは言えませんが、これからも家族として一層、絆を深め、仲の良い家庭を築いて行きたいと思います。
未だ、至らない面も多々あるかとは思いますが、どうか暖かい目で見守って頂けると、嬉しく思います。

本日は、本当にありがとうございました。