先週からアスパラ畑の作業が始まった。土からにょきにょきと出て来るまでにやることがたくさんある。昨年は病気が出て、早枯れをしてしまったから不安なことは多い。それでも、この春にちゃんと出てきてくれよ。と思いながら。
冬に焼却などをして雑草の処理をしていた箇所と、間に合わずに出来なかった箇所で大きな差が出ていた。きちんと処理をしていた箇所は、次に作業に入るのにもスムーズで、気持ちも楽だ。
昨年は地面にモグラの穴がボコボコに空いていたが、今年は僅かだった。病原菌の殺菌のために、石灰窒素を散布した影響があるかもしれない。
春の方が乾燥をしていて草が燃えやすく、作業は容易なのだけれども、それでも焼却はとても時間の掛かる作業。冬は、一日中燃やす作業に18Lの灯油を費やしても、4日くらい掛かった。それでも全て終わらせるには間に合わなかった。
出来るときに出来ることはやっておかないといけない。一年一年で気がつく事がある。忘れないように記録に残す。このブログはそんな役割にもなっている。
冬の間に計画をしていた圃場に仕上げていく。
フラワーネットの設置、修復 → 畝上や通路の雑草の処理 → 畝に鶏糞を撒く → 通路を耕運して畝に培土をする → 通路に藁、堆肥を撒く、畝上に堆肥マルチ → 通路に防草シートを張る → 支柱の強化 ( 斜めに支えの支柱を付ける ) → 二段目のフラワーネットを設置
加えて、作業のし難い箇所や、雑草に負けそうになる場所の株を、別の場所に移植をしたい。
先週は暑いくらいの気候でよく晴れていたので、作業が捗り、鶏糞を撒くところまでは終える事が出来た。一輪車に鶏糞を積んで、斜面の畑を登るのはなかなか体力がいる。基本的には周りに誰もいないから、「うりゃ!」とか言いながら自分を鼓舞して運ぶ。
いつかはキャタピラーの運搬車が欲しいなぁとは思うけれど、調べてみたら中古でもなかなかな値段がする。しばらくは一輪車で頑張ろう。
久々の肉体労働で筋肉痛は酷いけれども、何故だか寝起きの体調はとても良い。
今週はあいにくの雨続きなので、再開は来週からになりそうだ。
昨年は雑草などの " 自然 " に負けてしまった様な気がしている。( 勝ち負けではないけれど、わかりやすい表現にするとそんな感じ。)
農業には「人的に押さえつけないといけない部分」と「自然に助けてもらう部分」がある様な気がしている。そのすみわけを自分で作っていかないと、作業効率の低下や、それだけに掛かりきりになってしまい、他の仕事が手に付かなくなってしまう。もちろんやり方はそれだけではないけれど、自分が思う事業として成り立たせるためには、それが必要だと思った。
今年は時間的な余裕があるからかもしれないが、やるべきことが突散らからずに「たんたんと」作業が出来ている。それは良い兆候なのではないかと思っている。