とっとりで暮らす

東京から鳥取へ。佐治町という小さな町に引っ越した人のブログです。

巣を作り始めたスズメバチの追い出し方

本日はハチの駆除の仕方です。
時期となるとハチが文字のごとくブンブン飛び回ります。オオスズメバチと遭遇した時は、勘弁して~と身震いがします。農家のおじさんは「怖がらんでええ、こちらが何もしなきゃ何もしてこん」なんて言いますが、その方は過去にオオスズメバチに二回刺されて病院に運ばれたといいます。(あれ?二回刺されたら死ぬのでは....)

 

基本的にはその通りなのですが、万が一ハチが巣を作っているところに近づいてしまったり、するとハチは巣を守ろうと追っかけてきます。
勘違いしてほしくないのが、ミツバチやクマバチ(黒くてずんぐりむっくりなやつ)は基本穏やかなので、こちらが攻撃をしない限りは刺してきません。手で払ったりしないように。怖いのはスズメバチです。

7月の初めごろ我が家の軒下にハチがブンブン舞っているのを発見しました。
最初は、まぁ大丈夫だろ。とたかをくくっていたのですが、日に日にハチは数を増していきます。観察していると、次々に軒下の隙間から家の中へと入っていくではありませんか。なんてことでしょう。ちょうど居間の外壁との隙間に巣を作っているみたいで、ウィンウィンウォンウォンいう羽音が聞こえます。

とりあえず困ったら班長さんに相談だ!ということで班長さんのもとへ。
そうすると、ハチ退治ならこの人だ!ということでその方と連絡を取ってくれることに。
ハチたちを見るなり「アカニカ(アカスズメバチ)だな。育てて大きくしてから、取って食べればいいのに~なんて言いながら作業をしてくれました。(実際にハチを食べる文化があります)ちなみにオオスズメバチはオオニカ。

 

作業はこんな感じでした。

①竹の先に、ハチが嫌がる農薬をガーゼにくるんで付ける。
②それをハチが歩く箇所にポンポンを撒いておく。
③その竹を巣の入り口に置いておく。
④そうすると、ハチが敵が来た!と思いガーゼに攻撃をする。
⑤攻撃をするごとに薬が身体や羽に付着する。
⑥そのハチが巣に戻ることで、巣の中にも散布される。
⑦もう、無理や~ってことで、ハチが逃げていく。
⑧残された幼虫は世話をされないと生きることができないのでミイラ化する。
⑨平穏な暮らしが我が家に戻ってくる

一日二日でスズメハチは完全にいなくなりました。
ちなみにこの使用した薬は、梨農家さんしか購入、所有することが出来ないものらしく、「まだ出たら呼んでね」と言ってくれました。

僕らはこの方法で何とかなりましたが、基本的に危険ですので、もしもの時には詳しい方に相談してみるのが一番かと思います。