とっとりで暮らす

東京から鳥取へ。佐治町という小さな町に引っ越した人のブログです。

山陰の空は重苦しくて、考え事をするにはぴったりだ

山陰の空は重苦しくて、考え事をするにはぴったりだ


と格好良いことを思いたいくらい、山陰の空はどんよりしていて、なんだか気持ちが晴れない、落ち込む。なんて言われます。
晴れの日は少ないし、急に雨が降ってきたりする。夏は暑いし、冬は寒い。雪だってそれなりに降る。
それでも、なんか良いな。という気持ちになるのはなぜなのでしょうか。。
休みの日に雪が降って、今日は特に何もしなくていいや。という感じも嫌いではありません。

 

テレビでは北海道の羅臼の大雪の状況が報じられていました。
アパートをもすっぽりと覆い隠してしまう雪。
一度だけ、真冬の旭川に行ったことがあります。マイナス29度で、5分以上は外を歩けない感覚。
外から来た人間にとっては、これは住む所じゃない。なんて思ってしまいますが、そこで暮らし続ける人がいるのは事実。


僕自身は、今の家を教えてもらった時に、住所をグーグルマップで調べたら思わず笑ってしまった。

道と川と山しかない。

こんなところに人が住んでいるのだろうか。都会で生まれ育ってきた人ならば、誰もがそう思うでしょう。
今でも帰り道の坂なんかは、小学生の時に行った、夏休みの家族旅行がフラッシュバックします。

でも実際に暮らしてみると、そこには、人々の暮らしがきちんとあり、根付いていて、何でもあるはずの都会の街にもないものがたくさんありました。

住めば都というのは、あながち間違いではないと思いますが、なぜ人々がその場所で暮らすのか。
その理由は、その場所で生活をしないとわからないことなのかもしれません。