とっとりで暮らす

東京から鳥取へ。佐治町という小さな町に引っ越した人のブログです。

田植えも終わり

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田植えが終わり少しほっとした。20代最後の日に、鳥取の山中で田植えをしているなんて。なかなか悪く無い人生だと思った。

何年か使われていなかった田んぼをお借りして、かつ自分にとって初めてのこと。今年は本当に大変だったけれども、来年からはだいぶ楽になるのではないだろうか。

何よりも手伝ってくれて、面倒を見てくれている集落の人達がいなければ、ここで米作りをすることが出来なかった。

 

" 東京から移住をして来た若者が、集落の人達と使われなくなった田んぼを再生した。"

 

なんて言葉にしてみれば、とてもそれっぽいけれども。そういうことではないところが、ここの人達の良いところでもあり、僕がこの場所を好きな理由でもある。

 

娘はお米大好きなので、自分が作ったお米をたーんと食べさせてあげたい。

今年は「とりあえず米が出来ること」を目標に。来年からは肥料やなんかも考えてやっていけば楽しみが増えそうだ。

 

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田植えが落ち着いたので、アスパラにシフトチェンジをする。

5月末頃には出荷が出来るかも、なんて以前に書いたが、まだまだだった。

立茎が完了に向かい、葉っぱが茂って来た。葉っぱを展開させる力が落ち着くと、新芽を出す方向に力が行き、周りから夏芽が出て来る。そのバランスが悪いと、出て来ても曲がったり、色が悪かったりする。

3年目の株からは綺麗な色の新芽が出始めて来た。来週あたりを販売の再開と見て準備をする。

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収穫に向けてまず雑草を取る。雨が降らないと困るけれども、一度降るとこの時期はものすごい勢いで雑草も生長する。この間取ったばかりなのに、気が付けばまた凄いことになっていた。

雑草を取り終えたら肥料をやって、仕込んでおいた籾殻くん炭と籾殻堆肥を撒いてやりたい。雨が降り土が跳ねると、アスパラは病気に掛かりやすくなる。その跳ね返り防止とくん炭の殺菌効果を狙って。

 

そして、収穫開始前に防除をしておく。先日の2日間連続の雷雨でちょいちょい病気が出ていた。田んぼにとっては水が貯まり嬉しい出来事だったけれども、アスパラにとっては病気の危険性が高まる。いろいろだなぁ。

農薬を撒くのも大変だから、なるべく回数を減らしたい。だからこそ、ピンポイントでこの日だ!という日に散布をする。害虫が出るときも、やみくもに散布をするのではなくて、一番効果がある時を狙って散布をする。

 

昨年には気が付かなかったことが、だんだんとわかって来た。